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K‘sセミナーでの九年間を振り返って ①(授業見学会にて)


高校1年 M.O.

小学二年生で入塾したので、セミナーで学んで丸九年が過ぎようとしている。私にとって、セミナーとの出会いは自分を成長させてくれる、まさに宝物ともいえるものだった。

初めての授業は、古文「枕草子」。小学二年生の私に理解できるはずのない古文だが、私はたちまち古典朗読の虜になってしまったのだった。古文独特の優雅さに引き込まれ、家に帰ってからも、先生の朗読を頭の中で何度も再生しながら練習していたのを、はっきり覚えている。翌週、暗唱に挑戦して「合格!」という先生の高らかなひと言をいただく。それが私をより一層「やる気」にさせてくれた。古の世界に思いを馳せ、古典朗読をするその時間は、他の何にも勝る楽しい時間となった。配られた古典プリント全てに押されている合格スタンプを見返すと、今でもその時の高揚感が甦ってくる。

毎年参加してきた全国読書作文コンクール。課題図書との出会いもかなりの数になる。主人公と自分を重ね合わせながら、自分と向き合う時間でもある。気持ちを掘り下げ、時間をかけて表現していく楽しさも知った。そうして仕上げた自分の作品に魂を吹き込み、朗読する。聞く人に感動を届ける朗読ができたときの喜びは、とても大きい。

国語養成講座も小学生から学んできたので、語彙力を含め多くの知識を蓄え、国語の土台を作ることができたと思う。小・中を通してたくさん学んだつもりでも、「国語」という大きな枠の、まだまだ入口に過ぎないことを、高校の国語養成講座を通して思い知らされる一年だった。自分の知らない語彙がいかに多いことか。高校の講座に入って初めて聞く語彙が多いことに驚かされる。先輩たちが難なく答えているのを見るにつけ、自分が最年少だと思い知らされた。そうしてこの一年、高校の国語養成講座で語彙をさらに吸収したおかげで、やや難解な現代文でも読解できるようになってきている。それら全ての学びが様々な場面で生かされていることに気づく。

 

 

 

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